生物と無生物のあいだ
2009.05.24 23:27
夫に勧められて読み始めた「生物と無生物のあいだ」をやっと読了。
タイトル見たとき、「冷静と情熱のあいだ」みたいだなぁと思ったけどまるで関係ありません。
インパクトあるタイトルですが、「分子生物学」という分野のお話です。
生物学の専門用語はやはりたくさん出てきて文系の私は「???」となりながら、理解できずに読む部分も多かったな・・・。
でも生物を、構成する細胞よりさらにそれをもっとミクロなレベル(という言葉自体、正しくないような気さえするけど)から見つめたとき、「無生物」とどのように異なるのか、また、区別する物は何か・・・。
生きている物と生きている物ではないもの。
倫理観や宗教とは異なった視点で「生命とは何か」という問いに対峙している研究者さんと、普段接する機会がほとんどない研究者の世界を垣間みる事のできる一冊でした。