『初笑い!桂三枝の爆笑特撰落語会』に行ってきたよ
2012.01.15 12:42
前回の投稿後早々に風邪を引いて、いきなり目標が崩れてます。
いやいや気をとり直して今週はがんばります。
1/8のことなのでもう1週間前のことですが、『初笑い!桂三枝の爆笑特撰落語会』(@有楽町 朝日ホール)に行って来ました。
最近流行っているとはいえ、落語を聴きに行くとやっぱりご年配の方が多いので、のんびりした雰囲気。
ミュージシャンのライブとは雰囲気から違うw
座席は前から4番目(!)。
しかも常設されてる座席の前に、臨時に設置されたものだったのですんごい近かった。
たぶんマイクじゃなくても聞こえる距離だったので超お得な気分でした。
全体はこんな感じ。
1. 桂三語「桃太郎」
2. 桂文福「大相撲風景」
3. 桂三枝「妻の旅行」
– 仲入り –
4. 桂三風「テレショップ・パニック」
5. 桂三枝「親父の演歌」
最初の「桃太郎」は、昔話の桃太郎そのものではなくて、子供を寝かしつけるときに桃太郎を話し聞かせるけど・・・というおはなし。
Wikipedia – 桃太郎 (落語)
以前に江戸落語バージョンを聞いたことがあった気がするけど、関西弁だとまた雰囲気が違う。
上方落語を見ていると一括りに日本語と言っても多種多様だなぁと感じます。
桂文福さんは、派手目の着物で登場して、落語には珍しく歌うスタイル(後で知ったけど河内音頭というらしいですね)でした。
若干最初の方滑舌があまりよくなかった気が・・・あんまりちゃんと聞き取れなかったな。
三枝さんはTVで見てるまんま(当たり前)の笑顔で登場。
落語は2席(って数えるのかな?)聞けましたが、どちらも創作現代落語。
どちらも家族の話なんですがところどころ、こういう場面はウチでもあるよなぁってところを想像しながら聴けるところが楽しいなと。
これは個人的な印象ですが、古典と現代では、聴き方と言うか受け取り方が随分違いますね。
現代落語は「うんうん、それあるよね」とか身の回りに置き換えられる身近さがあるんですが、古典落語は噺家さんの後ろに広がる物語を眺めて、その世界の広がり方や深みを楽しむ、みたいな感じ。
まだまだ数本、数人の噺家さんしか見ていないのでまた印象が変わるかもしれませんが。
同じ上方落語でも一昨年に行った桂文珍さんが古典だったのもあって、より対比がはっきりした気もします。
最後の噺「親父の演歌」に出てきた「浪花恋サブレ」を三枝さんが歌って締めるという終わりだったんですが、テレビで活躍してる人ならでは(?)の演出で楽しめました。
一門ってことで桂三度さん出るかなーとうっすら期待してたんですが、前日公演だったとか。
それがちょっと残念だったかなー。
次は江戸落語の古典とか聞きたいなー。